2017/07/11(火)

話題に困ると季節や天候の話を思い浮かべるでしょう。間違いなくナウで共通の話題だからです。今日は暑いですね、天気がいいですね、結構なことでしょう。僕だってそんな話をしますよ。だけどね、そこから広げる気がないのなら話し始めちゃいけないんですよ。続きがなければ、何も話さないのよりもきっと気まずくなっちゃうんです。それなら、何も話さない時間が好きなんですよね、その人の空気が感じられて、とか言っといた方が幾分かマシです。分かんなくても言っといたらいいんですよ。そしたら黙ってても許してもらえますから。ちなみに僕は天気の話をした後に無理くり話を続けるタイプです。例えば今日なんかはとっても暑くて、こんな日にはついつい思い出してしまうことがあるんですよね。

 

数年前の夏の日も、こんなに暑くて、どうしようもない日だったんです。人間の見た目をした置物が僕を含めて三体転がるその部屋には、エアコンなんてハイカラなものはなくて、化石みたいな扇風機が数台と、駅前の携帯ショップからかっぱらってきたうちわしかなかったんです。そこに昨日の雨も相まって、クソみたいな暑さと体の表面に張り付いたジメリ気が僕たちを置物にさせていたわけですね。不要な雑誌をくくるために持参した梱包用のビニール紐も、指で弄んでファサファサになっちゃう、そんな頃合いになって、ようやく諦めてみようかなと思いました。

『やろか。』そう一言発して横目に2人を見ますが、動く気配はないんです。もちろん僕も言葉を発しただけで、動くつもりはありません。誰かが動かないと何もできません。だから僕たちはここに集まっているんです。諦めることを諦めて、しかし、ただ置物であることからは脱して、僕らは話を始めました。

話題は最近の授業のこと、ゲームのこと、アニメのこと、その中で僕が話せることはほんの少しで、ほとんどは2人の会話でした。だけど、別に特別遠くにいる感覚もなくて、それが至極当然な、当たり前に普通の距離でした。僕たちはその距離をきっちりチョークで示して、そこから離れることはありませんでした。

毎日顔を合わせてるわけですから、新しい話なんてもうほとんどなくて、次第に話題は尽きていきます。そうなると僕の出番がやってきます。ここまでをご覧になってお分かりになるかと思いますが、僕は回りくどく理屈っぽい話をすることが好きです。内容なんてひとつもなくたって永遠に話し続けることができます。ただ、それはある程度の距離にいる人に限りますが。御察しの通り、当時の我々はその距離の中にいるために、永遠を召喚することが可能でした。夏が嫌いな僕たちは、夏を仲間外れにするために永遠を味方につけて、まるで加速した時間を駆け抜けていきました。

そう、その時僕たちが、夏を駆け抜ける、その一環としてプレイしていたのがモンハン。そして今、離れ離れになった僕たちがインターネットを介してプレイしているのがモンハン。夏が嫌いな僕たちは、モンハンが好きでした。永遠がそこにあるおかげで、それは今も、これから先もそうかもしれません。

永遠を産み出せる人であれて、本当に良かったと思います。何狩りだって行きますよ、夏の間は。

 

何の話してたか忘れました。

今日は朝ゼミに行って、昼に帰って、モンハンしてました。モンハン楽しいです。

 

♪ダイヴ/SEVENTEEN AGAiN